週5日1人で学校に行けるという当たり前のこと。

最近、医ケアのあるお子さんの学校のこと、よくニュースに上がっていますね。

統計をまだ見ていないので分かりませんが、2012年の診療報酬改訂のときに、NICU満床の問題で、小児の在宅がかなり改善されて、退院までの期間が短くなった印象があります。小1になるときの人数は大きく差がないのかもしれませんが、お家に退院するお子さんは増えていると思うのです。

今年以降は、その改訂後に生まれたお子さんたちが、小学生になってんですよね。

ご家族からの訴えで、どうしよう。。。とか考えるのは、遅すぎるんじゃないかなと。

 

現時点で思う問題点。

1.訪問での授業が週に2〜3回程度なこと(福岡の場合)

2.通学しているお子さんが入院するほどではないけど、通学が困難なときに授業が全く受けられない。

(訪問に切り替えられない)

3.吸引などの医ケアがあると、家族が習得するために、最低でも3ヶ月学校に行く必要がある。

4.校外活動の授業には学校の看護師は行かないので家族が同行になる。

 

などなど、あるが、

これは、県によって色々格差があるようで、

下のFBの動画には、それらがまとめてあり、本当に「なんでだろう?」と思う。

 

そういえば、都では、支援学校のスクールバスに予算を出すというニュースがあったけど、

 

小池東京都政「スクールバスお断り」の医ケア児のための専用スクールバスをついに予算化(駒崎弘樹) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

その後、どうなったか聞かないですね。

http://www.kita-sh.metro.tokyo.jp/H30SBsetsumei.pdf

スクールバスの説明会資料が都のHPにありました。「医療的ケアが確実に生じない」という太鼓判はかなり困難じゃないかと思いました。バスの中で安全に過ごせる対策、、となっていけばいいですね。実際足りないのは、看護師なんですよね。正直、働くにも条件がよくないです。

一時期、訪問看護で医療ケアをフォローという話もありましたが、今回の改正で上がることはなかったので、市町村単位の話になるのでしょうか、、。

 

文科省と厚生省がもう少し仲良くなって、どうすればいいか考えられないもんかなと思います。

文科省は厚生省がやればいいと思ってるし、厚生省は文科省がやればいいと思ってるのが、医ケア児のことについて話し合った会議の議事録を読むと(それぞれのHPにあります。)本当に感じる。